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三菱自動車の燃料データ不正 の「燃費」実態が呆れる [IT・科学]




三菱自動車の燃費データ不正問題で、同社のずさんな管理態勢が改めて浮かび上がった。26日、同社は国土交通省に経過を報告。25年前から燃費データの改ざんが恒常化していたことを明らかにした。1リットル当たりの走行距離29・2キロの低燃費を売り文句にしていた車種では、本紙が入手した内部文書によると新車でリッター10キロを下回る驚きの結果も上がっていたことが判明。エンストや加速不良も続出しており、重大事故にもつながりかねないエンジン周辺の不具合も指摘されていた――。

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 過去にあったリコール隠しに続く不祥事に揺れる三菱自動車は、国交省への報告後に記者会見。国が法令で定める方法とは異なる手法で1991年から燃費データを測っていたと明かした。

 国が実施する燃費試験で使う「走行抵抗値」は本来、中央値を国に提出すべきところを、意図的に有利な数値を算出。法令外の試験方法でデータを取得していたことも判明。燃費目標は社内会議で繰り返し、上方修正していたという。

 当初不正が発覚したのは、2013年6月発売の「eKワゴン」や共同開発相手の日産自動車向けに生産する「デイズ」など軽自動車4車種で、対象は62万5000台だった。

 それが今回、標準車や4WD車でも、本来は走行抵抗値をそれぞれ実測すべきところを、先の目標燃費に合わせ、机上で算出していたことが明らかに。不正開始が25年前にまでさかのぼることから、燃費データ不正の車が今後大幅に増えることは間違いない。

 相川哲郎社長は、25年前から法令外のデータ取得法を採用していたことについて「私自身、全く承知していなかった。社内で長期間疑わず伝承された可能性がある」と会見で述べたが、“知らなかった”では済まされない。本紙が極秘入手した内部文書には、燃費に関するユーザーの問い合わせが列挙されている。文書は画像で読者にお見せできないが、驚きの内容が記されている。

 eKワゴンとデイズは「業界トップクラスの1リットル当たり29・2キロの低燃費」が売りだったが、発売直後から「燃費が悪い」「カタログの数値と全然違う」という意見が殺到。なかには「納車して初めてガソリンを給油した時の燃費が9・95キロだった」という驚きの内容もあった。

 同社は燃費不正の幅は「実際より5~10%良く見える程度」と説明したが、そんなレベルの改ざんではない。
「発売直後から燃費に関する意見が寄せられていたが、本社は見て見ぬフリ。本来ならリコールするべきだが、販売店に『個別対応で何とかしろ』と指示を出していた」とは事情を知る関係者。

 怪しいのは燃費だけではない。同じ時期に「信号で停車後、発進したら突然エンストした」、加速不良を示す「坂道を上る力がない」などといった問い合わせも寄せられた。

 さらに疑惑は車の心臓部にまで及ぶ。前出の関係者によると「エンジン部のオイル漏れを防ぐためのオイルシールにも、かすかに隙間が生じるなどの不具合が続出していた。その時はさすがにリコールして対応したが、それでも販売店からは『完全に密封されていないのでは?』という疑念の声が上がっていた」。

 自動車は精密機械。わずか数ミリでも部品にズレが生じれば、重大事故につながりかねないが…。

「会社全体に『何とかなる』という空気が充満している。上層部の命令は絶対で、出世する人はごますり上手のイエスマンばかり。過去のリコール問題後も体質は変わらず、優秀な技術者は次々と辞めていった」(別の関係者)

 そうしたツケが一気に回ってきた形だが、同社には今後“賠償地獄”が待っている。購入者への補償について、同社は対象車の買い取りはせず、燃費偽装分のガソリン代を払う方針だが「購入者がそれで納得するとは思えない。三菱が今回行ったのは詐欺と言っていい。集団訴訟も想定される」(業界関係者)

 デイズを販売する日産との関係も見直されそうで、補償費用は数百億円規模に上る。国も動く。今回の問題で、燃費に応じて自動車購入時の税金が安くなるエコカー減税の額が変わることが想定され、その差額分は購入者ではなく、三菱側が負担することになる。

 巨大財閥の三菱グループには銀行もあるが「度重なる不祥事にあきれている」(金融関係者)との情報もあり、三菱自動車に救いの手を差し伸べるかは未知数。

 一部で同社の身売りまで噂されているのも当然だろう。
(この記事は(東スポWeb)から引用させて頂きました)




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