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コピー中国が、「作れない」と言わせた日本製炊飯器からみる日本の技術力から学ぶものとは [国際]




 中国で開幕中の全国人民代表大会(全人代=国会)で、日本製「炊飯器」がキーワードに浮上している。約3000人が出席している代表の一人で急成長している携帯電話機メーカー、小米科技(シャオミ)創業者の雷軍会長が全人代の分科会会議で日本製炊飯器について、「米粒が踊っている。中国メーカーには作れない」と発言したことがきっかけだ。

 ◆カリスマ経営者言及

 小米科技は6年前に設立されたばかりのベンチャー企業だが、スマートフォンの中国国内市場では2015年に15%のシェアを握った。米アップルなどを抑えて堂々のトップに君臨する。

 雷氏はチャイナドリームの体現者で、若者から「米神」と呼ばれるIT業界のカリスマ経営者。その「米神」が会議で話題にしたのは、「以前は炊飯器には大した技術はないと思っていたが(訪日中国人の爆買いをみて)詳細に研究したところ、中国メーカーには作れない技術だと分かった」という日本製炊飯器。「米粒が炊飯器の中で踊るように出来上がって食感がいい」らしい。

 雷氏が感動したのは米粒を踊らせる日本のハイテクだが、同時に「特許」にも注目した。すでに日本の家電メーカーが炊飯器で多数の特許を持ち、ハイテクな炊飯器を中国メーカーが作ることはできない、と判断した。「最初は中国人消費者に外国製品への崇拝はあると思っていたが、実際に日本製は中国製よりも良くできている」と認めた。

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 ◆「世界の工場」も脆弱

 雷氏の発言のココロはといえば、「世界の工場」にのし上がったはずの「メード・イン・チャイナ」が実は脆弱(ぜいじゃく)な基盤の上に乗っかっているだけだとの危機感にある。20年までに国内総生産(GDP)と国民平均所得を10年比で「倍増」させる計画を全人代で正式策定する「第13次5カ年計画」の実現には、中国の技術力のかさ上げが欠かせないとの思いからだ。

 同じく全人代の代表で家電大手、珠海格力電器の董明珠会長は「(輸出が低迷する中国の製造業が)競争力を取り戻すためには特許の保護により、より良い中国での開発製品を製造することと、安かろう悪かろうの中国ブランドイメージからの脱却だ」と発言。さらに「これだけ中国には多くのメーカーがあるのに炊飯器ひとつ、まともに作れない。中国の消費者が海外に炊飯器を買いに行くなど噴飯ものだ」と叫んだ。

 珠海格力電器は1991年創業の中国エアコン最大手で、日本のダイキン工業からの委託生産などで急成長。世界市場ではダイキンと首位を争うまでの規模に膨れあがった。小米の雷氏も格力の董氏もエレクトロニクス企業のトップとして独自の技術開発や特許に対する思い入れが強い。

 全人代では5日の開幕式で「政府活動報告」を読み上げた李克強首相が、「中国の消費財の品質を高める必要がある。あくなき進歩を追求する職人を育て、製品を増やし、品質を向上させて、ブランドを創造しなければならない」などと強調した。昨年の全人代の後に李首相は、「中国製造2025」のコンセプトを打ち上げている。25年までに日独と並ぶ「製造強国」入りを目指すという国家戦略だ。製造業のイノベーションを高め、インターネットとも融合した情報化戦略を促進するという。

 日本人にとって身近な炊飯器。「米粒」が知らぬ間に全人代という中国の会議を踊らせているようだ。(北京 河崎真澄
(この記事は(SankeiBiz)から引用させて頂きました)


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