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人権侵害の認識のない、北朝鮮の女性蔑視の実態とは? [国際]



「北朝鮮には『女性』がいません。性と労働力搾取の対象があるだけです」

 脱北女性団体のニューコリア女性連合(イ・ソヨン代表)が国際女性デー前日の7日、ソウル市中区のソウルプレスセンターで記者会見を開き、北朝鮮における女性への人権侵害実態を告発した。北朝鮮で列車乗務員・軍看護師・協同農場労働者などをしていた脱北女性たちは「北朝鮮内の女性たちは劣悪な労働環境や暗に行われるセクハラ(性的嫌がらせ)、性的暴行に対しても『人権侵害』という認識さえないまま暮らしている」と述べた。

 北朝鮮で列車乗務員をしていたというキム・ウンミさんは「列車には兵士用車両があった。夜になると電気がつかなくなるのを狙った兵士たちが、女性乗務員や不正乗車などで摘発された女性を対象に性的暴行することがよくあった。こうしたことがあまりにも横行したため、女性列車乗務員は結婚相手として避けるべきだという言葉まであった」と語った。

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 北朝鮮軍看護師として6年間勤務し、2014年に脱北したというチェ・スヒャンさんは、北朝鮮軍内の女性兵士たちの服務実態や、上官による性的暴行について証言した。チェさんは「金正恩(キム・ジョンウン)政権になってから北朝鮮軍全兵士120万人のうち女性兵士の割合は30-40%にまで増えたが、年に軍服を1着しか与えないため、一度洗濯してしまうときちんとした服が着られず、寒さに震えた。ある女性分隊長は夜遅くに事業報告名目で上官に呼び出され、頻繁に性的暴行を受けた。後に望まない妊娠をしたが、このことが知れて不名誉除隊となり、ショックのあまり自殺した」と語った。

 鉄道放送員を務め、1999年に脱北したというチョン・ヒョンジョンさんは「北朝鮮が中国の飲食店などに女性労働者を多数派遣しているせいで、『平壌市内には女性がいなくなった』という話まで飛び交った。管理者たちはこうして派遣された女性たちを1部屋に3人ずつ寝起きさせ、互いに監視させ合ったので、外出なんて考えも及ばなかった」と述べた。
(この記事は(朝鮮日報日本語版)から引用させて頂きました)


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